WPhのニューイヤーコンサートも含め、帰省時の分は未聴だが、注目放送があったので、先に聴く。ゲリエがスイス・ロマンド管と共演したモーツアルトのコンチェルト。ゲリエは先のモーツァルトイヤーにP.メイヤー他とコンチェルトのCDを出したが、L.モーツァルトのトランペット協奏曲も入れたため、ホルン協奏曲は4番のみだった。そんな訳で本日は1番にも注目。
スイス・ロマンド放送:Concert du mercredi soir
2008-01-02 20:00-22:30 (2008-01-03 04:00 JST) ESPACE2
- モーツァルト:交響曲第35番ニ長調KV385「ハフナー」
- モーツァルト:ホルン協奏曲第1番ニ長調KV412
- モーツァルト:ホルン協奏曲第4番変ホ長調KV495
- モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調KV543
- Hrn.ダヴィッド・ゲリエ(David Guerrier)
- スイス・ロマンド管弦楽団(Orchestre de la Suisse Romande)
- 指揮:サー・ネヴィル・マリナー(Sir Neville Marriner)
2007-12-05, ジュネーヴ, ヴィクトリア・ホール(Victoria Hall)にて収録
ソロの演奏はいつもの芸風通り、伸びやかに吹いていた。伴奏のスイス・ロマンド管は、ここ数年のライヴに限るといつも通りなのだが、弦セクション(特にVn.)の音程が悪く、アーティキュレーションの工夫も少ないため、古典の曲を聴くにはつらい。指揮のマリナーも活き活き感は出しているものの、イマドキのモーツァルト演奏としては工夫がなさ過ぎで、39番は序奏のリズム処理がやはり、という感じで途中で聴くのをやめてしまった。