音楽系としてBlogListに入れてもらっているとこも多いので、たまには育児日記ばかりでなく、音楽ブログの記事も書かねば。(サッカーはさらに後回しか…)。4/17深夜にMDRにて生中継されたもの。
- マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」
[2005-04-17, ライプツィヒ・ゲヴァントハウスから生中継]
- Sop.クリスティアーネ・エルツェ
- Ms. 藤村実穂子
- 中部ドイツ放送交響楽団
- 中部ドイツ放送合唱団
- 指揮:ファビオ・ルイージ
ヨーロッパを中心に活躍している藤村実穂子さんがメゾ・ソプラノ(*1)を担当するため、番組表Wikiなどでも注目されたようだ。
ファビオ・ルイージの指揮は、終楽章などでやや端折り気味なところがあるが、全体としてはきびきびした音楽の範囲に収まっていると思った。コラール音型は一つ一つ音を切るやり方。トロンボーンでゆっくり始まるあたりはホールの響きと合っていて良いが、トランペットからTuttiに移るあたりは、テンポを上げるのに合わせて、とても短くなるのが特徴的。それからクレッシェンドの幅を大きくとる箇所が多かった。一旦音量を落としてからグッとあげるやり方。
トランペットはやや音が荒れるものの、High-Cは健闘していた。ホルンセクションは音色がとても良い。曲の最後の音はトラペットがややあっさり気味であったが、それでも長い沈黙の後に拍手。良い雰囲気であった。
*1 楽譜の指定はアルト。実質歌曲である、第4楽章の“原光”をはじめ、この曲ではソプラノよりも重要なパート。