欧州では今週末のペンテコステ(聖霊降臨祭)に向けて(月曜が祝日のところが多い)、定期演奏会というよりは、音楽祭。グリーグのペール・ギュントの終幕はこのペンテコステの時という設定になっている。だからベルゲン芸術祭が行われるのだろう。
フィンランド放送中継の日。でも外国ツァーで、しかも音質の良いNRKなので、前回同様フィンランド放送で失敗しても困らない。むしろ試行錯誤に良い機会だ。NRK-P2と同時放送なので、しばらくはアーカイブも残るので、さらに安心。演奏ももちろん安心して楽しめるものだ。
2006-06-02 19:30-22:05 (2006-06-03 02:30 JST) NRK-AK,NRK-P2,YLE1
- シベリウス:交響曲第1番 ホ短調作品39
- M.リンドベルイ:フェリア(Feria)
- シベリウス:交響曲第3番 ハ長調作品52
- フィンランド放送交響楽団(Suomen Radion Sinfoniaorkesteri)
- 指揮:サカリ・オラモ(Sakari Oramo)
ベルゲン、グリーグホール(Grieghallen)から生中継(ベルゲン芸術祭より)
ネーデルランド・オペラの新作は、是枝裕和監督の映画(邦題『ワンダフルライフ』)の台詞に音楽を付けてオペラにしたものらしい。映画を見ていないので、どういう内容かわからないが。作曲者の名前がアー(Aa)というのもすごいなぁ。どうやら同世代らしい。
2006-06-02 19:30-22:30 (2006-06-03 02:30 JST) RADIO4-NED
- ミシェル・ファン・デル・アー(Michel van der Aa):After Life(初演)
- Roderick Williams, Richard Suart, Margriet van Reisen, Yvette Bonner, Claron McFadden, Karl Daymond, Mitchell Sandler, Helena Rasker
- Asko Ensemble
- 指揮:Otto Tausk
アムステルダム、Muziekgebouwから生中継
鍵盤曲とオペラで知られるガルッピ。今年生誕300年だそうだ。
2006-06-02 19:30-21:45 (2006-06-03 02:30 JST) oe1
- ガルッピ:L'inimico delle donne
- Filippo Pina Castiglioni, Marina Bartoli, Elena Bertuzzi, Silva Pozzer, Tania Lombardozzi
- L'Opera stravagante
- 指揮:Ivano Zanenghi
Stift Melk, Kolomanisaalから生中継 (Internationale Barocktage Stift Melk 2006より)
そしてアニバーサリーイヤー筆頭モーツァルトの超有名曲
2006-06-02 20:00-22:00 (2006-06-03 03:00 JST) RTSI
- モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」KV492 (コンサート形式)
- 伯爵:Paolo Coni
- 伯爵夫人:Anna Laura Longo
- スザンナ:Anna Rita Taliento
- フィガロ:José Carbò
- ケルビーノ:Laura Polverelli
- マルチェリーナ:Annarita Gemmabella
- バルトロ:Bruno Taddìa
- バジーリオ:Mario Bolognesi
- クルツィオ:Mauro Buffoli
- バルバリーナ:Anna Malavasi
- アントニオ:Gian Luca Ricci
- スイス放送合唱団(Coro della Radio Svizzera)
- スイス・イタリア語放送管弦楽団(Orchestra della Svizzera Italiana)
- 指揮:Diego Fasolis
ルガーノ、Palazzo dei Congressiから生中継(ルガーノ・フェスティバルより)
後半がブラームスの1番と書いてある局もあるが、それだとだいぶ違ったプログラムになるな。まぁ、お膝元のザール放送もショスタコーヴィチとあるので間違いないだろう。このオケのショスタコーヴィチ5番は、昨年秋にヘルビッヒとの演奏を聴いた。バストロがとてもぶりぶり吹いて気持ちよい演奏だった。ただ、Tub.との五度のバランスが逆になるのはどうしたものかとも思ったが。もともと、パワフルなバストロの確率が高いオケなので、今日も楽しみ。
2006-06-02 20:04-22:30 (2006-06-03 03:04 JST) SR2-Kultur, MDR-FIGARO, DRadioKultur, FranceMusique
- ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」
- ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調作品47
- ザールブリュッケン放送交響楽団(Rundfunk-Sinfonieorchester Saarbrücken)
- 指揮:チョン・ミョンフン(鄭明勲)
ザールブリュッケン、Congresshalleから生中継
いよいよ、アニマ・エテルナのグリーグを聴くことが出来る!低音質の局のため、音色は楽しめないだろうけど、雰囲気は伝わるか。
2006-06-02 20:05-22:00 (2006-06-03 03:05 JST) Bayern4
- リスト:交響詩「レ・プレリュード」
- グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調作品16
- チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調作品36
- Klav.Rian de Waal (Fortepiano Bechstein 1870, Collection Jos van Immerseel)
- アニマ・エテルナ(Anima Eterna)
- 指揮:ジョス・ファン・インマゼール(Jos van Immerseel)
レーゲンスブルク、三位一体教会(Dreieinigkeitskirche)から生中継(Tage Alter Musik Regensburg 2006より)
最後に、生中継ではないが注目演奏会から。演奏も前日分だし。ヒズ・マジェスティーズ・サックバット&コルネットは古楽器による金管アンサンブル団体。ガブリエリなどには理想的なバランス。(現代楽器のトランペットは強すぎるので、イメージが全然違う)
2006-06-02 19:30-21:15 (2006-06-03 02:30 JST) SR-P2
- G.ガブリエリ、スウェーリンクの作品から
- 演奏:ヒズ・マジェスティーズ・サックバット&コルネット(His Majestys Sagbutts & Cornetts)
2006-06-01, ストックホルム, ドイツ教会(Tyska kyrkan)にて収録 (ストックホルム古楽祭2006より)