昨夜NRK-AKにて放送されたもの。 12/12にNHK-FMでも放送されたと思うが、そちらはまだ聴いてなかった。
- J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV
- J.S.バッハ:カンタータ「太鼓よとどろけ、ラッパよ響け」 BWV214
- J.S.バッハ:カンタータ「鳴り交わす弦の相和せる競いよ」 BWV207
- Sop.キャロリン・サンプソン
- Alt.インゲボルク・ダンツ
- Ten.マーク・パドモア
- Bs.ペーター・コーイ
- フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
- コレギウム・ヴォカーレ
いずれもラッパ隊の活躍する、聴きやすいプログラム。
ヘレヴェッヘの管弦楽組曲は録音あったかなぁ。ありそうだが、聴いたことがない。その点では貴重。
BWV214はクリスマス・オラトリオのパロディー元で、第1部や第3部に転用されている。 冒頭合唱などはこのカンタータのが直接的な表現で楽しい。『太鼓よとどろけ!』と歌えば、ティンパニが鳴るし、『ラッパよ響け!』と歌えば、 トランペットが3人でファンファーレになる、とうまくはまっている。
BWV207は逆にブランデンブルク協奏曲第1番のパロディーで、協奏曲はホルンのためF-durだったが、 カンタータではトランペットのためにD-durになっている。第3曲や第4曲のトリオなどが顔を出す。
コレギウム・ヴォカーレの演奏は安定したもの。カンタータ2曲は音楽劇のため、もっと過剰な演出の演奏もあるが、 ヘレヴェッヘはそこまではやらないものの、祝典的な性格は表現している。
P.S.最近NRK-AKの番組表は(これも含めて)録音日が未来日付のものがあるなぁ…。