第3回は、クリスティアン・ツァハリアスのリサイタル。
プログラムは、
- モーツァルト 幻想曲ニ短調KV397 + ロンドニ長調KV485
- モーツァルト 幻想曲ハ短調KV396 + ロンドヘ長調KV494
- ラヴェル ソナチネ
- ラヴェル 優雅で感傷的なワルツ
- ラヴェル なき王女のためのパヴァーヌ
- ラヴェル 水の戯れ
- モーツァルト 小さい葬送行進曲ハ短調 + ピアノ・ソナタ ハ短調KV457
モーツァルトでラヴェルを挟んでいるプログラミングが興味を引いた。
ピアノ・ソロはあまり聴かないので知らなかったが、モーツァルトで幻想曲とロンドなどをつなげて演奏するのはたまにあるようだ。もっとも、よくある組み合わせとは違う組みで演奏したらしい。D.スカルラッティのソナタは2曲で組みだったり、バッハの前奏曲とフーガの組みなどの影響だろうか。
また、ラヴェルの響きも良かった。特に、優雅で感傷的なワルツはオケ版よりもピアノ版のが好き。音のぶつかりなど響きがピアノ版のが激しい。オケ版はやや整理されている印象なので。